電波標識


種     類
内     容 有効範囲 説 明 図
ロランC局
ロランとはLong Range Navigation「長距離電波航法」の頭文字を取ったもので、船舶がロランC受信機によって船位を測定するための電波を発射するものをいい、3から6局で1チェーンを形成しています。船舶がチェーン内の主従局から発射される電波の到達時間差をロランC受信機で測定して船位を求めます。日本及びその周辺海域では、日本、韓国、中国、ロシアの各国が極東海域でチェーンを相互に協力して運用していました。

※GPS(Global Positioning System:米国が運用する衛星からの信号を利用した全地球測位システム)の普及などにより2015年2月で日本の海上保安庁によるロランC局の運用は廃止されています。
昼夜間
2,000km
ディファレンシャルGPS局 ディファレンシャルGPSは、中波帯の電波を使って米国が運用するGPSの測位精度を上げるために補正値を提供するシステムです。あらかじめ正確に位置が分かっている場所(基準局)でGPS信号を受信し、GPSで得られた位置と真の位置からその誤差を計算し、ディファレンシャル情報(補正値)として送信局から放送し、船舶がGPS受信機によってGPSで測定した位置の誤差を補正するものです。また、この送信局は、GPS衛星の異常情報を合わせて送信しています。ディファレンシャルGPSを使用するためには、ディファレンシャルGPS対応型GPS受信機とディファレンシャルGPSビーコン受信機が必要です。

※GPSの精度向上などにより2019年3月で日本の海上保安庁によるディファンシャルGPS局の運用は廃止されています。
昼夜間
200km
無線方位信号所
レーマーク
ビーコン
船舶のレーダー映像面上に送信局の方位を輝線で表すように電波(マイクロ波)を発射するものをいいます。

※GPSやAIS(船舶自動識別装置)といった高精度なデジタル航海システムの普及により2007〜2009年度の3年間で日本の海上保安庁によるレーマークビーコンは順次廃止されています。
昼夜間
37km
レーダー
ビーコン
船舶がレーダー映像面上に送信局の位置を輝線符号の始点で表すように、船舶のレーダーから発射された電波に対応して電波(マイクロ波)を発射するものをいいます。 昼夜間
17km又は9km