書籍販売


■ 刊行物のご案内 ■



『明治期灯台の保全』
「西洋技術導入のさきがけ 明治期に建設された灯台の話」


A-4版 258ページ
3,800円(消費税込み)
送料1冊 520円

 全国各地の岬の先端にある灯台は、風光明媚な地理的条件でもあることから地元の観光の中心となっているものが多く、その灯台の中には明治時代に築造された灯台が66基あり、現在も航路標識として海の安全を担って活躍しています。

 これら現存する明治期に築造された灯台は、歴史的・文化財的に価値が非常に高く、我が国の西洋技術を導入した築造技術の黎明期の産物であり、後世に継承すべき貴重な財産です。

 このため日本航路標識協会は、海上保安庁から委託を受けてこれら灯台の保全の方法について専門家及び学識経験者による委員会を設置して検討を行いました。

 本書は、この委員会で検討した灯台の貴重な資料を集大成したものです。

 明治期に建設された各灯台の歴史的、文化財的価値について写真、図面等を豊富に使用し判りやすく解説しています。

 また、各灯台周辺の自然環境や名所、言い伝えなども合わせて記述し、旅行で各地を訪れる前に一読しておくだけで素晴らしい自然と灯台に巡り合える内容で、建築関係の専門家は勿論、一般読者まで幅広く興味の持てる刊行物です。

    


『改訂 電波標識(上・下巻)』


A-5版 上巻285ページ・下巻261ページ
上・下巻セット特別価格
5,000円(消費税込み)
送料520円

 本書の前身「電波標識」は、電波標識業務に携わる職員、電波標識や電波航法を学ぶ学生並びに電波標識の利用者など電波標識に関わりをもつ方々に最新のシステムの基礎知識と、業務面の実質的な技術資料を提供する目的で昭和47年11月に第1版が発行されました。

 その後、25年が経過した際、海上保安庁灯台部電波標識課(現海上保安庁交通部整備課)のご指導のもと、当時の社会活動の変化や技術革新に対応させ全面的に改訂され、平成10年2月に「改訂電波標識」として発刊されました。

 本書は、上巻には、第1章総論、第2章誤差論、第3章中波無線標識、第4章マイクロ波標識、第5章双曲線航法について、下巻には、第6章電光式潮流信号所、第7章船舶気象通報、第8章船舶通航信号所、第9章ディファレンシャルGPS、第10章測定船つしまの業務について、書かれております。

編集発行 財団法人 日本航路標識協会

    


『デッカとともに』


A-4版 379ページ
特別価格 3,500円(消費税込み)
送料520円

 「電波標識の歴史は、軍事における技術開発の歴史に準(なぞら)えるものとして、デッカシステムはその典型であった。第二次大戦下のノルマンディー上陸作戦にそれが活躍し、絶大な戦果をもたらした。」これは、編集後記の最初の言葉です。

 昭和30年代後半、我国周辺海域における電波航法の主流を占めていたロランAシステムの欠陥を補うべく新しいシステムの導入が検討され、昭和42年7月に北海道デッカチェーンが運用開始、順次日本全国がカバーされ昭和60年5月北陸デッカチェーンの運用開始で、その整備が完了しました。

 その後十数年を経た平成13年3月1日の北海道デッカチェーンの業務停止(美瑛デッカ送信局電波停波)をもってデッカシステムは日本から消滅しました。

 本書は、デッカシステムの導入、建設に携わってきた職員が苦労して取得した技術的遺産として後世に残す資料、又は実際に無線局に勤務した職員の苦労話など思い出を交え、その回顧録としてまとめられ平成18年3月に発行されました。

編集 デッカ記念誌編集委員会 
発行 財団法人 日本航路標識協会

    




■ 調査研究成果物一覧表 ■


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