デザイン灯台とは


    灯台を整備するにあたって、地方公共団体等から地域の歴史、伝統、文化等の特色をとらえたシンボルの付与やモニュメント化の要望があります。


    このような要望を具体化するため、日本航路標識協会では灯台の建設、改築に際し、地域の人々の要望に応え、地域のシンボルあるいはモニュメントとなる灯台の調査設計を行っています。


    また、デザイン灯台の設計以外にも、灯台の活用に関する地域づくり及び観光による地域活性化や地域振興などのご相談などを行なっております。


    さらに、要請に応じて出前口座も開設いたします。


    平成29年11月 日本福祉大学経済学部(愛知県東海市)にて特別講義「日本の灯台と観光」を実施しました。



日本航路標識協会が設計等に関わったデザイン灯台

あおもりこうきたぼうはていにしとうだい
青森港北防波堤西灯台
Aomori Ko

  2004年1月、親水機能を持った港湾整備を行う事業にあたり、日本航路標識協会が明峰八甲田山をイメージしたデザインで設計し、青森港湾工事事務所が機能補償として建て替え、現在は海上保安庁が維持管理しています。

    


おだわらこうにごうぼうはていとうだい
小田原港二号防波堤灯台
Odawara Ko

  1999年、防波堤の延長に伴い、灯台が移設されることになり、日本航路標識協会が小田原ちょうちんをイメージして設計し、神奈川県が機能補償として設置し、海上保安庁が維持管理を行っています。

    


くろべこうきたぼうはていとうだい
黒部港北防波堤灯台
Kurobe Ko

  防波堤の延長に伴う灯台の移設に際し、地元に伝わる新治神社の例大祭「たいまつ祭り」の由来から、海の安全と地域の歴史の継承とを考慮して「たいまつ」の炎と煙をイメージしたデザインで整備されました。日本航路標識協会が、設計し、富山県が建設し、現在は、海上保安庁が維持管理しています。

    


ふしきがいこうひがしぼうはていとうだい
伏木外港東防波堤灯台
Fushiki Gaiko Manyou

  伏木港開港百周年に併せて、明治初期に藤井能三氏が私財を打って建設した「初代伏木燈明台」を模したイメージを高岡市が決定、日本航路標識協会がデザイン設計を行い、灯台部分は海上保安庁がデザイン部分は高岡市が設置しました。

    


たかまつこうたまもぼうはていとうだい
高松港玉藻防波堤灯台
Takamatsu Ko

  高松港の整備に伴う灯台の移設に当たり、高松港のランドマークとして日本航路標識協会が設計を行ったもので、壁面に透過性ガラスブロックを使用し、夜間は内部から照明することにより灯台を赤光で浮かび上がらせます。
  全国から愛称の募集により「せとしるべ」と呼ばれています。

    


はとうのひととうだい
波灯の女灯台
Hatou no hito

  留萌市の篤志家の寄附により、港町留萌の観光の起点になるものを作ることになり、日本航路標識協会が地元の画家のデザインをイメージした「女性が海の安全を祈って明かりを提げている灯台」を設計したもので、このような灯台は日本でも非常に珍しく、留萌観光の一つとして期待されています。

    


はやまこうAぼうはていとうだい
葉山港A防波堤灯台
Hayama Ko

  2001年7月、港湾整備事業の完了に伴う灯台の整備にあたり、神奈川県がデザイン化委員会を設置し、葉山港が日本のヨット発祥の地であることから、ヨットの帆と決定し、日本航路標識協会がイメージされたデザインを基に設計、海上保安庁が設置しました。

    


おおいそこうにしぼうはていとうだい
大磯港西防波堤灯台
OISO KO

  大磯港活性化を目的とした整備計画の一環として、日本航路標識協会が検討委員会の結果を踏まえ設計したもので、末広がりの角柱で上昇する力強さを表し、大磯の未来を象徴させ、「OISO」の名称を灯塔に付加するとともに大磯に飛来する天然記念物「アオバト」のエンブレムを取り付けたものである。

    

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